テキスト、授業内容などはすべてオリジナルで、千葉工業大学の未来ロボット技術研究センター(fuRo)と共同開発したものです。専用のパーツを組み立て、さまざまなロボットの仕組みやアルゴリズム(問題解決手順)を学習し、ロボット工学の基礎課程が身につけられるよう設計されています。
ロボット教室で学んできたお子さまや、工作好きなお子さまの、ロボットへの想いを受けとめ伸ばし、個性と可能性を大きく育みます。
本講座の教材、授業内容は千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)と共同開発したものです。ロボットへの興味、関心を学問に結びつけロボット工業の基礎を習得できます。日本の基幹産業であるロボット産業の活性化に貢献できる人材の育成を目指します。
多脚リンクロボット
アームロボット
六脚ロボット
ロボット工学は、数学や物理の集大成です。ロボット作りに熱中しながら、数学や物理の概念を自然と学べるように工夫されているため、単なる知識としてではなく、「目的を実行するためのアイテム」として、楽しく使いこなすことができるようになります。
ロボットを思い通りに動かすためのプログラムはセンサーやモーターを動かすための処理の集まりです。ロボットを動かす目的や手段を試行錯誤しながら、データの演算や処理のアルゴリズム(問題を解く手順)を考える力を養い、命令をコンピューターに伝えるためのプログラミング技術を習得します。
ロボットの実際の動きを動画でご紹介します。
1年目コースで製作するオムニホイールは車輪の回転と車輪の円周上についた樽型のローラーの回転のコンビネーションによって多方向への動きが得られる優れた機構です。ロボットについた3つの車輪の回転速度や回転方向を変えるだけで、あらゆる方向への移動が可能です。「力の合成」「力のモーメント」を学習し、ロボットの制御を実践します。
タッチセンサーと針金を使って触角センサーをつくり、壁にセンサーが接触したら右に、離れたら左に移動するアルゴリズムをプログラムしています。動画はオムニホイールとセンサーの特長を生かした壁伝いに動くロボットの様子です。
オムニホイールロボットをラジコン化して、スラローム走行やロボットサッカー大会を行います。プログラムを書き換えることでロボットの速度や移動方向の調整を行います。プログラムの調整で動きの精度を上げ、より操作性の高いロボットにカスタマイズします。
2年目コースで製作するアームロボットは回転角や回転速度を制御するサーボモーターを活用した多関節ロボットです。複数のリンクを組み合わせて構成されたアームの原理を学習します。さらに実践編として、超音波距離センサーを拡張して物体の位置を検出し自動化させるステップまで取り組みます。
アームロボットの先端に超音波距離センサーを取り付けて、対象物までの距離を測定しています。プログラムで設定された距離に応じてアームロボットが動作するよう制御します。動画は手のひらの動きにシンクロして動くアームロボットの様子です。
作業用ロボットのようにブロックの積み上げにチャレンジ! 動画は超音波距離センサーでのブロックを検出したアームロボットがブロックを拾い上げにいき、拾い上げたブロックをあらかじめプログラムされた位置に置かれたもうひとつのブロックの上に自動で積み上げる様子です。
授業は月2回。3ヵ月(6回の授業)を1タームとして1つのテーマを学習します。
「ロボット製作」「知識・技術」「プログラミング」をバランスよく学べるカリキュラムです。
4〜6月
Springターム
ロボット製作実習
3輪駆動で自由に移動するロボットを製作し、動かしながら、「力の合成」「力のモーメント」を学びます。
7〜9月
Summerターム
LED、スピーカーの制御実習
LEDやスピーカーを利用して、音と光を思い通りに扱う方法を学びます。
10〜12月
Autumnターム
ロボット製作と制御実習
リンク機構を用いた多脚歩行ロボットを製作し、「リンク機構の知識」「ロボットの移動原理」を学びます。
1〜3月
Winterターム
センサーの制御実習
カラーセンサーや超音波距離センサーを利用して、アナログとデジタルについて深く学びます。
初年度のSpringタームのテーマ「オムニホイールロボット」の6回の授業構成です。
1回目
ロボットを組み立ててみよう
2回目
ロボットを操縦してみよう
3回目
力の合成と並進運動を学ぼう
4回目
力のモーメントと回転運動を学ぼう
5回目
センサーを使って賢くしてみよう
6回目
サッカー大会をしてみよう
3ヵ月間で製作したロボットを自由自在に動かせるようになったら、教室の仲間とサッカー大会!
毎年1回、子どもたちの日頃の成果を発表する場として全国大会を開催します。厳しい予選を勝ち抜いた生徒が全国から集結し、技術と発想などを競います。競技は、いかに速く正確に走れるかを競う「ライントレース部門」と、自由な発想を競う「テーマパフォーマンス部門」に分かれます。毎回、プロの専門家がうなるほどのレベルの高い作品が登場します。
下表のとおり(すべて税別)です。
入会金 | 10,000円 |
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ロボットキット代(1年目) | 44,000円 ※2,3年目は31,000円/年 |
授業料 | 12,000円 |
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テキスト代 | 600円 |
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